長江

ホーム

 

長江(揚子江)を渡る

[ ホーム ] [ 上へ ] [ 長江 ] [ 香港 ] [ 南京 ] [ 上海目次 ] [ 青島 ] [ 広州・汕頭 ] [ 汕頭 ] [ 余杭 ] [ 中国その他 ]

フェリーは前後の区別があらしまへん。方向を変えることなく岸から岸へと行ったり来たり。便利なもんどすなぁ〜。

■揚子江とは地元の呼称

学生時代、私はこの川を「揚子江」と習ったが、いまでは「長江」というらしい。しかし、私が訪れた江蘇省の人たちはみな「揚子江」と呼んでいた。揚子江とはこの下流域の人々の呼び名らしい。

■揚子江では頻繁にフェリーが走っている

上海から江蘇省の如皋という町に行きました。無錫の近くで高速道路を降り、揚子江を渡って向こう岸の南通に行くのです。もうすぐ揚子江を渡る橋ができるらしいのですが、目下、唯一の渡河方法はフェリーです。フェリーは各所から出ているのでとても便利です。われわれの車もフェリーに乗りこみました。待ち時間はほとんどないといっていいほど頻繁に発着しているのです。人々は車に乗ったままです。

 

■揚子江は広いぞ

対岸が見えない。海のようだ。ただし、水は汚い。泥水である。フェリーが転覆したら、岸まで泳ぎ切る自信はない。汚い水をしこたま飲んで腹痛をおこして死ぬかもしれない。
渡河に要する時間はおよそ30分。一服するのにちょうどいい。

■フェリーは禁煙

最近、中国ではどこでも禁煙である。あれほど煙草好きの国民がどうして手のひらを返したように禁煙一色になれるのか。不思議だ。

もちろんフェリーも禁煙である。知らずに吸って怒られた。(だって、けっこうあちこちで吸っているんだもん…)しかし、言葉が解らなくても怒られていることはわかるのだ(^_^;)

やっぱりトイレで吸う者がいる。どこの国でも同じような輩はいるものだ。
中国ではトイレの風下に立つことは危険である。晴れているのに霧雨が降るからだ(^_^;)

フ。ェリー乗り場。岸壁はコンクリートが、上の写真のように斜めに水面下へ延びている。フェリーはその上に乗り上げて着岸する

 

 

■ 鎮 江

よく鎮江へ行きます。もちろん仕事です。工場がここになかったら永久に訪れることもなかったでしょう。
鎮江については右の薀蓄(笑)をご覧下さい。

鎮江へは上海から特快で行きます。片道大人一人57元です(2007年現在)。時間はおよそ3時間余でしょうか。最近の列車は時間が正確です。ほぼ定刻どおり発車し、ほぼ定刻どおり到着します。昔のいいかげんな時代を知っている者としては、近年の変化は驚くべきことです。ま、とはいうものの、時間が正確であるというのはけっこうなことですから、よしとしましょう。

鎮江の町は揚子江に面しています。
鎮江から揚子江を望む 

 鎮江から揚子江を望む

 

ここでのお昼はいつも決まったお店です。工場長のお気に入りらしいです(笑)。
揚子江に面したレストランです。でも揚子江は見えません。揚子江沿いに展開している公園があるのですが、これは背の高い堤防にさえぎられてレストランからは直接見ることができないのですね。
食後に時々公園を散歩します。

工場は市内から少しはずれた田舎にあります。車で30分くらい走らないとたどり着くことができません。そこはもう昔ながらの「田舎」です。田舎好きの私にはホット心和むところです(笑)。

[鎮江について]

鎮江は江蘇省の南西部にあり、揚子江に面しています。このあたりでは揚子江と呼ばれていますが、全体としては長江ですね。
一時期ここに省政府が置かれていました(1929〜1949年)が、現在は南京が省都となっています。長江の流れと大運河がここで交差していますから、古くからさまざまな商品の集積地として栄えていました。
中国読みはZhenjiangといいます。北は揚州、西は南京、東は金壜に接しています。人口は267万人。市区内にはおよそ100万人の人々が暮らしています。国家歴史文化名城でもあります。
特産物の一つが鎮江香醋です。日本でもけっこう売られていますからご存知の方も多いかと思います。

 
鎮江のホテルから見た市内の様子(ほぼ市内中心部)

華中ではどこにでも見られる中都市のたたずまいです。

 

[ ホーム ] [ 上へ ] [ 長江 ] [ 香港 ] [ 南京 ] [ 上海目次 ] [ 青島 ] [ 広州・汕頭 ] [ 汕頭 ] [ 余杭 ] [ 中国その他 ]