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■香港路線は日本人ばかり

香港へは全日空で入りました。右を見ても左を見ても日本人ばかり。みんな何しに行くんやろか?

大阪、関西空港からおよそ四時間。昔なら命懸けで何ヶ月もかかったのだが・・・。

■香港国際空港

新しい空港は広いです。しかし、歩くととてもなが〜い!
滑走路は二本あり、飛行機が頻繁に発着します。窓から下界を望むと、それだけで香港周遊を終えた気分に。

■香港郊外のホテル「ゴール・ドコースト・ホテル」

いや〜、香港のホテルは稼働率がごっつぅ高いそうで、市内にホテルを取れませんでした。
で、新界と呼ばれる所、しかもずいぶん遠方に宿泊しました。「ゴールド・コースト・ホテル」というのがそこの名前です。中国語で「黄金海岸酒店」というのですね。
すごい名前ですね。リゾート地です。つまり、周辺には何もないところという意味。レストランはもちろん、ちょっとしたお店すらありません。

ここまではMTRも来ておらず、九龍まで出るのがたいへんです。しかし、観光客の団体さんは多いですね。朝食時など、ここは日本かぁ?と悩むほど。

ここでは人々の足は軽便鉄道です。新界北西部はこれでOK。

海から望む「青馬大橋」

 

港の沖合いを走る漁船。
貿易港だけでなく、漁業もおこなわれている。

 

 

 

■香港漫歩

香港を歩き回りました。仕事です。忙中閑あり、とか。香港珍道中の様子です。ただし、1999〜2004年頃のお話です。

香港には毎年2回くらいの頻度で訪れた時期がありました。一度として同じコースで出入りしたことはありません。そして、そのたびに珍事件や珍体験をしたものです。先ずは初めて香港入りした第一話から。

広州へは何度も行きましたが、香港は初めてです。ドキドキワクワク・・・です。
関西空港から香港まではおよそ4時間ですが、なにが辛いといって、あの狭い座席にじっと座っていなければならないことです。広州へはたいてい上海から入りますので2時間ほどです。4時間も乗っているのは初めてです。
機内はほとんどが日本人で、日本語の渦でした。あちこちに「会社」がそっくり引っ越してきたような雰囲気であります。

空港はかつての啓徳空港ではなく、新しくランタウ島にできたチェクラプコップ空港です。飛行機が高度をさげると積雲のなかへと入り機がゆれました。初夏の香港あたりではもう積乱雲の季節です。
飛行機は香港の北東側から侵入し、香港島の南側へぬけると右に急旋回してチェクラプコップ空港の西側からアプローチしようとしています。香港上空はよく晴れ渡っていましたので、全体の地形や風景がよく見えました。

投宿ホテルは地元の人に予約してもらいました。あいにくどこも満室なので、遠方のホテルになってしまったのです。ホテルは新界地の屯門というところにあるリゾートホテル「黄金海岸酒店」です。ホテル自体はよかったのですが、なにしろ市内までが遠いのです。市内へ乗り入れているMTRの始発駅ツェンワンまではホテルのバスが頼みの綱です。こうして私は毎日香港をほぼ縦断する通勤をしたのであります。

香港の地下鉄で感心したのは二つ。ひとつは「八達通」と呼ばれる非接触型のICカードである。これは自動改札口でかざすだけで通れるものです。残金が少なくなれば「増値機」で金額を増やすことができる。(その後、日本でも導入されたが・・・)便利なものだ。
もう一つはつり革です。「つり革」というのは日本語的な表現で、香港のそれは鉄球がスチール紐とでもいうべきものにぶら下がっている感じですね。乗客はこの鉄球をぎゅっと握り締めて身体をささえます。人間危機に直面するとぎゅっと握りこぶしをつくりますから、これはなかなかのアイデアだと感心しました。

仕事ですから観光地とは無縁の場所ばかりをめぐるハメになります。日本人観光客たちがたちよるところは高級ブティックやら宝石店やらがたちならんだ瀟洒なところがおおいですが、私の場合はほとんどビジネス街やら工場があるところやらで、香港のもうひとつの顔の方ばかりです。
香港も「裏側」にまわるとほとんど中国本土とかわりません。やはり基本的に中国人の町なんだなぁと感じます。香港の裏町はあんがい汚いです(笑)

今回はあちこちの会社を一日で何軒もまわるというタイトなスケジュールだったので、食事はほとんどひとりで適当にすませました。うれしかったのはラーメンのファーストフード店というか、「高級立ち食いうどん」ラーメン版的なお店でした。ここではチップもいらないし、写真でどんなものか判るし、いたって便利なお店です。「メンクイ」の私は満足でありました。

 

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